故郷(ふるさと)

春休み、単身赴任中の夫のところで過ごした。

実はここは、私が小学校・中学校時代を過ごした
ふるさと。
川の水面の光、鳥の鳴き声、ダラの芽、野いちごの花。
あの頃感じた、ここにいるだけでいい、という感覚。

あれから何かを求めて、ふるさとを出て、
何かを手にしたり、何かを手放したり。
気がついてみると、またここにいて、
そして、ここにいるだけでいい、という感覚。

大好きな神社で、手を合わせていると、
足下からエネルギーが上がってきて、
体を通り抜け、天に昇っていった。

今も昔も、もっとずっと昔から、
私は守られて生きてきた。
ふるさと。               watazumiimage1.jpeg

怖くていいよ。大丈夫。

桜の花が、少しずつ散り始め、
新学期を迎える頃になると、
ドキドキと不安になっている
子ども達や、大人達がいます。

これから先のことが、ふわ~っと浮かんできて、
なんだか自分は、うまくできないような気がして。

何が、というわけではないけれど、
なんとなく、いろいろ、すべてが、全部。

そんなときはお腹の奥から、ゆっくり息を吐いて、
「怖くていい。怖くて当たり前」
と自分に言ってみてください。

次の1歩は、いつでも怖い。
まだ見ぬ先は、誰でも怖い。

そして十分「怖さ」を受けとめて、
振り返ってみてください。

そうやって今までだって、チャレンジしてきた。
そうやって、1歩1歩成長してきた。

だから、大丈夫、
私たちは、成長していきます。

怖くていいよ。そして大丈夫。

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春が来た!

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スクールカウンセラーの異動の連絡は、
春休み、ずいぶん遅くに届く。

一生懸命関わってきた子ども達と、
さよならも言えぬままの別れ。

お世話になった保護者や先生方に、
ご挨拶もできないこともある。

しかたがない、とわかっているから、
泣くに泣けず、体調をくずした。

そんな中、そっとカウンセラー室を片付けに行くと、
先生方が校歌を歌って、あたたかく見送ってくださった。

泣けずに、じくじくと胸の中にいた涙が、
あたたかく溶けて流れ出した。

また、気持ちを新たに頑張ろう!

求めている人のいるところに、
今度は私が、このあたたかさを届けよう。

春が来た!