ママだって、ガールだもん!

子どもに、登校しぶり、チック、強迫行動などの症状が出て、
相談期間や病院に行ったママ達から、
「お母さん、もっとおおらかな気持ちで!」
「子どもをギュッと抱っこして、安心させてあげて」
とアドバイスされたということを、よくききます。

アドバイス自体は、しごくもっともな内容です。

ただ不安や緊張でいっぱいの時、ママ達はどうやったら
おおらかな気持ちになれるのかわからないまま、
懸命に我が子を抱っこして、安心させようとしています。

きついね。不安だね。
だって、ママだって、ガールだもん!
いきなり、ニッポンの母みたいには、なれないもん!

一番大事なことは、ママの気持ちを受けとめてもらうこと。
不安を手放し、安心感を味わう体験をすること。
理屈ではなく体験なんです。

ママがハッピーで輝く時、自然と子育てがうまくいきます。

子育て応援雑誌「mamaGIRL」(夏号)に
ホットミルクの活動が紹介されました。
「子育てママをハッピーに!」をモットーに、
これからもママと子ども達をサポートしていきます。

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登校しぶり・不登校 その5

高校時代の不登校には、今まで述べた理由の他に、
進路の悩みが加わります。

自分の進路がこれでよかったのか。
周囲の期待と自分の気持ちの葛藤。
夢が破れたり、挫折を経験することもあります。

高校時代の不登校への対応は、
学校復帰だけではなく、様々な選択肢があります。
葛藤を乗り越えて成長していければ、
自分の生き方を見つめる機会にもなります。

ですから、そのまま「ひきこもり状態」になってしまわないよう、
家族や友達、様々な機関など、周囲のサポートが大切になります。

またこの時期、精神的な病気を発症していることもあります。
様子がおかしいと思ったら、信頼できる病院を探して、
受診してみましょう。

以上、5回に分けて、登校渋り・不登校を考えてみました。
ピンチはチャンス!
「ネガティブに思える経験が、とても大切な意味を持っていた」
と気づかされることもよくあります。

登校しぶり・不登校 その4

小学生、中学生の登校しぶりや不登校の中には、
自分でも理由や原因がわからないことが多くあります。

また休み出したきっかけとして訴えることが、
本当の原因ではないこともよくあります。

しかし、今困っていることに気づいてあげて、
サポートしてあげることで、成長の階段を
一段のぼれることも、また多くあります。

お友達が怖い・先生が怖い・勉強がわからない・
かくれたいじめ・発達の凸凹による生きづらさ・


その他にも、基盤をなす家庭生活が
混乱していることもあります。

生活が乱れている・家庭内に問題が起こっている・
経済的問題・虐待・DV・・・。


このような時には、とにかく一人で悩まないこと!

スクールカウンセラー・スクールソーシャルワーカー・
病院・福祉機関・行政機関・警察・・・。

相談してみると、解決に向けての
新たな視点が見つかることがあります。

子どもが出したSOSが、
家族を救うこともあります。

登校しぶり・不登校 その3

幼稚園や小学校低学年に多いのが、
ママと離れるのを怖がる母子分離不安です。

朝送っていくと、幼稚園や学校によって、
「ママはさっと帰ってください」と言われたり、
「しばらく一緒にいていいですよ」と言われたりします。

大切なのは、朝よりも、実は帰ってきてからです。
「学校の中では、何事もなく普通にしている」と、
よく言われますが、本当は不安を押し隠している
ことがほどんどです。

明日は大丈夫かと心配する前に、
ゆっくり話を聞いてあげたり、抱っこしたり、
一緒にお風呂にはいったりして、
安心できる時間を増やしてあげてください。

もしママが悩みを抱えていたら、ママも
カウンセリングを受けてみるのも役に立ちます。

ママと離れるのが嫌なのは、
それだけママが大好きっていうことです。

心配しないで、自信を持って!
不安が、安心に変わる頃、
子どももたくましく成長しています。

登校しぶり・不登校 その2


登校しぶりや不登校の状態になると、
多くの子ども達は、人の目が怖くなります。

学校に行っていない自分がどう見られているのか、
気になるのは、自然なことだともいえます。

なかでも、過剰なほど「人が怖い」と訴える子どもたちがいます。
とても優しく、人に気を遣う子がほとんどです。

このような子ども達は、自分の気持ちより他人を優先する
「他人軸」になっていることがあります。

人を大切にすることは、日本の美徳です。
でも自分も大切にしなけれな、つぶれてしまいます。

人が怖いという子どもは、怖さに配慮をしながら、
保健室、相談室、フリースクールなど、優しい人間関係の中で、
小さな「yes,no」を言えるように導いていきましょう。

家庭でも、「学校に行った・行かなかった」ということだけに
目を向けるのではなく、「NO!」が言え、気持ちを表現できるように、
ということを目指して関わっていってあげてください。

登校しぶり・不登校 その1

毎年、ゴールデンウィークが終わる頃から、
学校に行くのがつらくなる子ども達が、増えてきます。

登校しぶりや不登校には、いろいろなタイプがあり、
その対応も、一人一人ちがいます。

今日から数回に分けて、タイプごとに
参考になることを書いていきたいと思います。

その1は、頭痛、腹痛を始め、発熱、めまい、不眠など
心身の不調を起こすタイプです。

まず、病院で身体の異常はないか、確かめてください。
異常がないようでしたら、精神的なものから来ていることが考えられます。

この子ども達は、大変まじめで礼儀正しく、頑張り屋さんが多く、
登校をしぶると、まわりもびっくりすることがよくあります。

しかしこのタイプの子どもは、自分の本当の感情や気持ちを
感じないように抑圧して、頑張っていることが多いです。

保健室や相談室登校、少し遅刻しながらの登校など、
ゆっくりしたペースでエネルギーを取り戻しながら、
悲しみや怒りなどの感情を感じ、表出できるようにしていくことが大切です。
このタイプには、カウンセリングや箱庭療法などの心理療法も効果的です。

まじめなので、完全に休みっぱなしになってしまうと、
今度はそこから抜け出すのが、苦しくなってきます。

まわりの方も、本人を責めず、つらい体調と折り合いのつく、
ちょうどいい環境やペースを、一緒に探してあげてください。


心の大掃除

10連休が終わりました。
みな様は、どのように過ごされましたか?

私は、前半は天孫降臨の高千穂の峰に登り、
太古からの火山の地のエネルギーと、
天からのエネルギー(のようなもの)を感じ、

後半は、横浜で心を癒やすワークショップに参加し、
愛のパワーを感じていました。

そうすると、心の中にたまっていたネガティブなものが、
「もう、いらない!」とばかりに排出されてくるわけで、
途中、ちょっと苦しかったりもしました。

ちょうど年末の大掃除の時に、
普段は見えない汚れに気づいていくように、
心の奥に隠れていた、罪悪感や恨みつらみに気がついて、
ずいぶん大掃除したつもりです。

今日はなんだか、風景が輝いてみえました。
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