卒業

今日は、勤務している中学校の卒業式。

立派に成長した姿を見送りながら、胸が熱くなった。

あどけない顔で入学してきて、
思春期、反抗期、落ち込んだり悩んだり、
そして頼もしく成長して巣立っていく。

そのまわりで、たくさんの大人が、
時に悩み、時に喜びを分かち合いながら、子ども達を包んでいる。

私たちの人生もまた、今を卒業し、
新たなステージに向かうことの繰り返し。
そのたびに不安になるが、
いつだって本当は、たくさんの人の想いに包まれている。

だんだんと慣れっこになってしまっていることに、
まっすぐな若いエネルギーが、揺さぶりをかける。

どれだけまわりの愛に感謝して、
どれだけ成長しているのかと。

3月。
寂しさの中に、次のステージへの覚悟を秘めて。
卒業。


手放す

こうなりますように、
と願うことは、良いことなのに。

こうであって欲しい、
と願うことは、良くないらしい。

執着を手放すって、なかなか難しい。

あきらめるでもなく、切り捨てるでもなく、
宇宙を信頼して、人生を信じて、
握りしめていた手を放す。

私の頭が考えるより、もっと、
大きな流れが、人生を導いてくれることを、
たぶん、どこかで知っているから。

握りしめていた、手を放す。

心は、深い。

今日は、表現療法研究会に参加しました。

描画、箱庭、コラージュなど、
心を表現しながら癒やしていく療法。
その基盤となるユング心理学の勉強会。

学べば学ぶほど、
心というものはどれだけ深いのだー!
と叫びたくなる。

集まる皆さんも、病院や学校など、
心理臨床の現場で仕事をされている方々で、
真摯な姿勢に身が引きしまる。

一人一人の「心」という深く大切なものに
触れていく仕事。

私も心理臨床に携わる者として、
日々研鑽を積んでいきたい、
と、思いを新たにしました。