曇りの日

晴れた日が好きです。

雨の日が好きだと言う子もいるけど、
私はやはり晴れた日が好き。

曇りの日は、なんだかだるい。
曇りの日は、なんだか眠い。

明るく思えていた未来も、
だんだん信じられなくなってくる。
やっぱり自信がなくなってくる。

そんな自分でもいいや、と思いながら、
曇りの日は家にこもって、ゆっくり過ごそう。

大丈夫、大丈夫。
曇りの日でも、空の上からは
おひさまが、ちゃんとみていてくれるから。

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感情の通り道

苦しい感情につかまって、どうにもならない時があります。

不安、寂しさ、怒り、悲しみ、怖れ、嫉妬、憎しみ・・・。
ネガティブな感情を感じる時は、やはり苦しい。

心理学では、「感情を抑圧することはよろしくない」と、
常々言われております。

では、どうするか?

私=感情を、ちょっと疑ってみる。

私は腹が立つ! 私は怖い。 私は悲しい。
それはそうなのだけど。

正確に言うと、
私は今怒りを感じている。私は今怖れを感じている。私は今悲しみを感じている。
と言うこと。

十分感じて、ゆっくり息を吐いて解放していく。
握りしめたままの苦しい感情を、手放していく。

感情は本来わき上がってきては、消えていくもの。
どんな感情も、手放してしまえば、ただの感情。

私は、感情の通り道。

風通しのいい通り道を、イメージしてみてくださいね。

お父さんが、喜んでいる?!

実家に帰って、コタツで母としゃべっていた時のこと。

急に、母が、
「あら、お父さんが喜んどるよ。ほら、ろうそくがぽぽぽぽぽって、揺れよる。」
と言う。

振り向いて、仏壇のろうそくを見ると、
さっき私がつけたろうそくのほのおが、確かに、ぽぽぽぽぽという感じに揺れている。


ふいに去年の秋、セドナに行ったときのことを思い出した。
リーディングを受けたとき、
「お父さんが、今、ここに謝りに来ています。
なにか、思い当たることはありますか?」
と言われた。


父が亡くなる半年前、父とちょっとしたケンカをした。
もし母がひとり残されることになったら、という私の言葉は、
まだまだ元気だった父には、ピンとこなかった。

100歳まで生きそうな勢いだった父は、肺炎で急にいなくなった。
父に頼りっぱなしで生きてきた母は、案の定いろいろと心配をかけた。
あれから5年。

「お父さんが、もっと私の話を聞いてくれてたら。」と、
時々、一人で腹を立てた。
生きていたら、どこかで仲直りができたことが、癒やされずに残っていく。


と、思っていたのに、セドナでうっかり癒やされた。
「お父さんは、あなたを愛している。
 でも、女の子の気持ちがわからないのよね~。」
茶目っ気たっぷりに、ヒーラーさんが笑った。


ぽぽぽぽぽっと揺れるろうそくのほのおは、
私が振り向く度に大きくなる。

「めったにこんなには、ならんとよ。
あんたがおるけん、お父さん嬉しいっちゃろうねえ。」

ささやかな日常の中で、癒やしは、ふいに訪れる。

お父さん。大好きだよ。