心の栄養・ストローク

今回の心理学講座は、
心の栄養「ストローク」について学びました。

ストロークとは、言葉、態度、表情などによる
相手への関わり方のことで、
プラス、マイナス、ノンストロークがあります。


ここで問題!

同じ日に生まれたネズミを3つのグループに分けます。

Aのグループには、えさを与えるとき、なでる、かわいがる、
優しい言葉をかけるなど、プラスのストロークを与えます。

Bのグループには、えさに触れると、ビリッといやな電気ショックが
くるというマイナスのストロークを与えます。

Cのグループには、ただ機械的にえさが出てくる、
つまりなんのストロークもないノンストロークの状態にします。

さて、一番成長が良かったのは? 
というと、やはりAなんだそうです。

では、一番成長が悪かったのは? BかCか?
これは、Cのネズミだと言われています。


つまり、私達生き物は関わりがないのが一番怖い。
もちろんプラスのストロークが欲しいけど、
それがもらえないときは、
マイナスでもいいから得ようとしてしまうそうです。

子ども達に、弟や妹が生まれる時、
シケることがあります。
赤ちゃん返りをしたり、下の子をいじめたり・・。

自分への関心が薄れそうな時、
怒られてでもいいから、ストロークを得ようとするのは、
本能レベルのことなのでしょうね。


子どもが、最近怒られるようなことばかりしてしまう
という時は、ちょっと心が栄養不足なのかも。

そんな時は、自分にも、子ども達にも、
たっぷりとプラスのストロークを、
与え、受け取ってみてください。

ほめる、抱きしめる、話を聞く、一緒に何かする、
自分も誰かに話を聞いてもらう・・・。

心に、プラスのストロークがたまってくると、
また笑顔が戻ってきますよ。


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