あなただけの愛しい色合い

あれれ?
ふと気がつくと、大みそか。
一日が、一ヶ月が、一年が、夢のように早く過ぎる。

この一年、
いろんな方とカウンセリングをしていて思うことは、
みんなどこかで自分をダメだと思っている。
みんなどこかで自分はブラックだと思っている。
ということ。

そして、それを隠していると思っているし、
こんなにダメでブラックなのは、
自分だけだと思っている。

本当に私は、声を大にして言いたい!
それ、勘違いですから~!

あなたは、そもそもホワイトでもないし、
たいしてブラックでもないんです。

あなただけの、愛しい色合い。
パステルカラーだったり、ビビットだったり、
はじけるようにカラフルだったり。

早くそれに気づいて欲しい。
それをそのまま、受け取って欲しい。
本当に、そう思います。

この一年もお世話になりました。
新しい年が、皆様にとって、
幸せ多い年でありますように。


幸せな一日

今日は、東京ビックサイトにて臨床心理士の1次試験。
歩きやすいように運動靴で行ったのが裏目に出て、
雨が染み込み、靴下まで濡れてしまった。

そんな悪条件の中、着いた会場はとても広く、
なんと2千人以上の受験者を、
一堂に会しての試験だった。

雰囲気に圧倒されて、緊張するかと思いきや、
不思議なことに幸せ感が続く。
そのうちに手のひらがジンジンしびれてきた。

このジンジンは、深いカウンセリングで、
自分が癒やされているときに起きるやつ。
どうした、どうした? なぜに、今?

ああ、そうだ。
夫が登山中に山の神社で祈ってくれている。
義母が、地元の神社で祈ってくれている。
母が家の神棚に祈ってくれている。
受講生の皆さんが、パワーを送ってくれている。

うわっ。祈りのパワーって、届くんだ!
試験の前から、私は感動してウルウル来てしまった。
もちろん受かってない。いや受けてもいないのに。

この歳で、本当にやりたいことがやれて、
それを応援してもらっていることが、
しみじみとありがたく思えて。

開いてみると、試験問題は難しく、
初めて見る検査や言葉が、
まだこんなにあったことに、びっくり。

しかしもう、結果は神様が決めること。
1問1問、丁寧に解きました。
幸せな一日を味わいながら。

応援を求める

11月23日(土)は、臨床心理士試験のため、
明日から東京に向かいます。

今まで、こういうことは、
一人で努力するものだと思ってました。
自分なんかに応援をって、気恥ずかしいし。
そもそも落ちたら、それこそ恥ずかしい。

でも今回、スポーツをする生徒達みたいに、
「応援よろしくお願いします」と言ってみました。
そしたら、たくさんの心温まる応援をもらいました。
そして胸の中に、あったかい安心感が広がりました。

ふと思い出したのは、我が子が幼稚園の頃。
運動会。お遊戯会。大きな声で歌う歌。
我が子もよその子も、頑張りがまぶしくて、
ママ達は、声を張り上げて応援しました。

そして子ども達の成長した姿をみて、
ママ達は、なぜだか涙を流したものでした。
子ども達が、それほど価値のある存在だということは、
私達もまた、価値のある存在だということ。

応援を求める。応援を受け取る。
引っ込み思案な私にとっては、
けっこう勇気のいることだけど。

つながって生きるということ。
ひとりぼっちでは、生きないということ。
エネルギーは、そこから湧いてきます。


罪悪感を癒やす

心の勉強会、11月のテーマは、
「罪悪感を癒やす」

重~いテーマなのに、爆笑、爆笑で、
笑いすぎて、涙を流したクラスがあった。

罪悪感は、巧妙なエゴのワナです!

ほんとはとってもいい人なのに、
ほんとはちゃんと頑張っているのに、
お前は悪い、お前はダメだ、
と心の中でささやき続ける。

子どもに問題が起きるとき、母親は、
「自分の育て方が悪かった」と罪悪感に捕まりがち。
すると子どもに向き合うのが怖くなって、
問題解決が遠ざかります。

罪悪感は、誰の心にもあるけれど、
それを隠し持っていると思うと、
良い人になろうと頑張りすぎるか、
不思議と悪い行動をしてしまう。

罪悪感の根源は、意外と小さなことが多い。
ちっちゃい時、弟をいじめた、
嘘をついた、とてつもなく叱られた・・・。
ほんとは、自然な子どもらしいこと。

つまり罪悪感を持つ人は、良い人なんです。
そんなに自分を責めなくて、いいよ。
そんなに自分をいじめなくて、いいよ。
罪悪感を、笑い飛ばしてしまいましょう!

罪悪感は幻想です。あなたは無実です。

ということで私も、
長いことブログをサボってた罪悪感を、
癒やしたいと思います。

センターに戻る

その言葉は、その行動は、
自分のセンターからずれていないか、
この頃よく考える。

相手のことを無意識に考えて、
こうした方が喜ぶかなと勝手に思って、
センターをずれることがある。

一見思いやりのようだけど、
一見優しいようだけど、
これが実は犠牲に変わる。

勝手にやっておきながら、
わかってくれなかった、
喜んでくれなかったと傷つく。

自分のセンターに戻って、
相手とコミュニケーションするには、
勇気がいる。

こうしたい、こうして欲しい、
こうして欲しくないと伝えることは、
時に緊張する。

「良い子」のペルソナをはずして、
相手の期待に合わせないよう、
自分のセンターを探すとき、

本当の自分が見えてくる。
本当の思いやりがわいてくる。
センターに戻ろう。


瑞々しい景色

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時々、朝早くウォーキングしている。
ずいぶん涼しくなり、さわやかな季節になった。
そんな時、瑞々しい景色に出会う。

稲穂に光る水滴。

なんだか急に生きている実感。
何年も、何百年、何千年も。
こうやって稲は育ち、命は引き継がれてきた。

つらい時、苦しい時、
死にたくなってしまうこともあるかもしれない。

でも頭が死にたいと考えている時も、
身体はちゃんと生き続けている。

どうか命の瑞々しさを、忘れないで。

心が晴れたら、きっと、
瑞々しい景色がみえてくるから。


この愛すべき日々

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先週末は、夫と対馬の白嶽に登った。
登ったと言っても、最近運動不足のせいか、
実はバテバテで、ヘロヘロだった。

白嶽は神様の山と言われている。
川のせせらぎを聞き、苔むした岩の横を通り、
鳥居を抜け、崖を登ると頂上はすぐそこだ。

その頃には、もやもやした気持ちは浄化され、
すっきりと本来の自分に戻っている気がする。

もう一つ、このところの山登りの楽しみは、
夫が作ってくれるお弁当である。

昆布の佃煮を具に入れた、わかめおにぎり。
塩味の唐揚げに卵焼き。
シンプルなお弁当が、とにかくおいしい!

そんな時、幸せって何なのか改めて考える。
親が子どもに「勉強、勉強」というのは、
良い学校に行き、良いところに就職させるため。
そうしたらお金に困らず、幸せに暮らせると。

私達の社会は、そんな神話を今もどこかで信じている。
本当は、幸せはそんなところにはないことを、
もうどこかで知っているのに。

高いレストランの料理でなくても、
愛する家族と食べるご飯はおいしい。
人とつながって、自分らしく生きる時、
ささやかな日常は、ところどころに
きらめきを放つ愛すべき日々になる。

道に迷って、幸せが見えなくなった人に、
もう一度人生の意味を取り戻して欲しくて、
私はこの仕事を続けている。

と、壮大なことを考えるほど、おいしいお弁当でした!
(ここまで書いたら、また作ってくれないかなぁ)

令和時代のエキスパート

expert.jpegミスターパートナー発行の
「令和のベストヒット大賞」に、
ホットミルクを紹介して頂きました。
「令和時代のエキスパート」として。

「エキスパート」
ある仕事に精通・熟練した人。専門家。熟練者。
ある分野に経験を積んで、高度の技術を持っている人。

う~ん。確かにこの道も長くなりました。
人生が変わった方も、たくさんいらっしゃいます。
しかし心理の道は、どこまで行ったら熟練なのか。
まだまだ、まだまだ、道は果てしなく続きます。

そういうことをつらつら考えていて、気がつきました。
エキスパートはクライエントさんの方でした!

時に過酷なことが起こる人生に、
時に、とてつもなくつらい出来事に、
波に飲まれ、翻弄されながらも、
決して沈んでしまうことなく、また歩きだすあなた。

あなたが、人生のエキスパート!です。

マラソンの伴走者のように、
その景色を一緒に見ながら、
その苦しさを分かち合いながら、
これからも走り続けていきたいと思います。


メタモルフォーゼ

カウンセリングを受けてくださっている
クライアントさんに、それぞれのタイミングで、
ふっと変化が訪れる時がある。

まるで、さなぎが蝶になるように、
本来の輝きが表にでてくる。
メタモルフォーゼ!

カウンセリングする時、私は、
その方の本質に向かっていく。
するとその方が語っている言葉との
ギャップにひっかかる。

「自分に自信がなくて、不安で」
「人と接するのが苦手で」
「1人の方が楽なんです」
それが、本質を覆っているさなぎ。

私に見えるのは、その方のパワー!
人を癒やし包み込む力。
キラキラと輝くカリスマ性。
あふれだすコミュニケーション力。

感情を癒やしながら、
ネガティブな自己概念を手放していく時、
ハラリと、さなぎの皮がはがれ落ちて、
その方の本来の姿が輝き出す。

メタモルフォーゼとは、変化、変身。
でも本当は、ただ本来の自分に
戻っているだけなのかもしれません。


感情と友達になる

週末の心理学講座のテーマは、
「感情の受け止め方」

実は、感情についての常識は、
まだまだたくさんの誤解があります。
感情を出すのはよろしくない、
というのも、その一つ。

泣いたり、怒ったりせず、
アルカイックに微笑んでいるのが、
日本人の美徳だったりします。

逆に、感情を暴発させる人を見ると、
感情は怖いもの、手に負えないもの、
という思いを強くことも。

これ、どちらも不自然なんです!

ネガティブな感情を抑圧ばかりしていると、
心の奥でねじまがって、発酵しはじめ、
突如暴発したり、身体の調子をくずしたりします。

人に怒りをぶつけている人は、
感情がねじまがって、暴発してるんです。
自然な感情を感じているのではないのです。

喜び、幸せなどポジティブな感情はもちろん、
悲しみ、怖れ、怒り、寂しさ、などなど、
ネガティブな感情とも、友達になりましょう。

「寂しかったね」「腹が立ったね」と、
受けとめてあげましょう。
すると、ネガティブな感情は、
じわーんと溶けて、流れていきます。

感情を感じ終わって、スッキリして、
元気が出てきた時、心が癒やされた時、
感情とのつきあい方が、わかってきます。

感情と良い友達になりましょう。

魂を癒やす仕事

今夜は、精霊流しに向かう人たちの、
鐘の音が響いていました。
家族や親戚がたくさん集まって、
話しながら歩いていきました。

私が通った大学院はユング派なので、
よく「魂」というものを考えます。

お盆には亡くなった人の魂が帰ってくるとか、
魂が三途の川まで行って引き返した話とか、
日本人の日常には「魂」というものは、
わりと馴染みが深いけど。

生きている私達の「魂」は、
どこにあるのだろう?
くよくよ悩んでいる心?
あれこれ考えている頭?

迷いも悩みも含みつつ、
より大きな何かに導かれるような時、
「魂」というものを感じます。

ユング派では、病を除去しようとする
"治す(cure)"という考え方ではなく、
"癒やす(heal)"という考え方をします。

真の自己を取り戻していくために、
傷つきを癒やし、魂を癒やし、
生きている意味を見いだしていく。

私も、クライアントさんが
生きている意味や喜びを見つけられるよう、
魂を癒やす仕事をしたいと思います。


自分を信じる

7月は2回、東京にセミナーを受けに行きました。
自分の中で起こった変化がうまくまとまらず、
ブログを書くのが滞っていました。

何度も「あなたは隠れていますね」
と言われましたが、自分では
その意味がよくわかりませんでした。

「もっと自分の能力、直感力、パワーを
信じなさい」と言われ、しまいには
自信のない私の態度に怒られる始末。

でも気がついてみると、自分の直感より
人が自分に期待していることが優先だったり。
すぐ遠慮して、譲ってしまったり。

自分を知るって、まだまだ難しい。
自分を信じるって、さらに難しい。

しかし!

深く自分の中心に戻れば戻るほど、
クライアントさんが自分自身に戻ることを、
サポートできるのは実感しています。

自分を信じる。
自分の直感、存在、パワーを信じる。
前向きに、取り組んでおります。

思い通りにならない時

対馬に通う飛行機の、私が乗ろうとする便が、
ピンポイントでねらったように、
先々週あたりから、とにかく欠航続きです。

この季節にはよくあることですが、
雨、風だけでなく、対馬空港周辺の霧によって、
想定外の欠航に慌てたことも。

今日は、ある程度覚悟してた夕方の便が欠航。
最終便に望みをかけて待つこと、さらに1時間。
天候調査もギリギリまでねばって、結局欠航!

予定通りに行かないことが、3週間も続くと、
なんだかもう、「神様の言うとおり!」
みたいな気分になってきます。

対馬便に並んでいる人は、
欠航のアナウンスにあんまりイライラしてません。
慣れっこになっているのは、どうなの?とは思うけど。

思い通りに事が進まない時、
神様の意図があるのかも、という構えが、
いろんなシチュエーションで役立つこともある。

さてさて、
明日の朝はこのプロペラ機、
果たして無事に飛ぶでしょうか?

カエルの王子様

子どもの頃に読んだ童話に、
なんとも不思議な話があった。
「カエルの王子様」

金のまりを池に落としたお姫様は、カエルに、
「拾ってくれたらなんでも言うことをきく」
と約束をしたが、拾ってもらうと約束を忘れ、
お城に帰ってしまう。

翌日、城にあらわれたカエルの話を聞き、
王様は、約束を守るよう姫をたしなめる。

お姫様は、いやいやカエルと食事をするが、
「一緒にベッドに入りたい」と言われ、
我慢できず、カエルを壁に投げつけてしまう。

ところが、そのおかげでカエルの魔法がとけ、
美しい王子様があらわれ、
二人はめでたく結婚する、というお話。

なぜに? なぜにハッピーエンド?
子どもの頃、どうしても納得できなかった。

今でも、不思議なお話だと思うけれど、
なんだか少しわかる気もする。

人は、本当の気持ちに触れたときに、
なにか化学反応みたいなことが起こる、
ことがよくある。

道徳的でもなく、美しい建前でもない、
人間としての、本当の気持ち。

ちなみにお話の中では、このお姫様の他には、
王子様を助けられなかったと書いてあるそうだ。

グリム童話、深い!

本当にやりたいこと!

ここ数年、とても忙しい日々を過ごしていた。

4つの学校のスクールカウンセリングに加え、
大村や対馬での、講座や個人カウンセリング。
大学院に入学し実習や修論をこなし、
卒業したら国家試験。

毎週毎週、大村と対馬を行ったり来たり、
合間をぬって、千葉に、長崎に、東京に。
その間、二人の子どもの大学受験が続き、
朝の弁当作りから、夜遅くの塾の送り迎え。

それが今年は、ふうっと楽になった。
子ども達はそれぞれ家を出て、
学校の勤務数も少なくなった。

久しぶりに訪れたゆったりとした時間。
そうだ。少し自分を大事にして、
「本当にやりたいこと」をやろう。

懐かしい友達に会って、ランチしたり。
蕗をたくさん摘んで、じっくりと佃煮を作ってみたり。
梅干し作りや青梅のシロップ煮に挑戦したり。

ゆっくりと贅沢な時間を楽しんだ。

ところが、なんだか落ち着かない!
なにか忘れ物をしているような、へんな感覚。
??? これは何?

カウンセリングをしている時、
答えが訪れ、腑に落ちた。
これが私の「本当にやりたいこと」だったんだ!

カウンセリング、講座、心理の勉強、自分の成長。
朝から晩まで、暇があったら心理の本を開いている。
カウンセリングをしている時は全身全霊で、
他のことすべてを忘れている。
他になにも要らないほど、充実した時間。

カウンセラーとして、たくさん悩みもしながら、
歩いてきた道だけど、
気がついたら、何かに導かれるように、
「本当にやりたいこと」をやっていた。


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心の栄養・ストローク

今回の心理学講座は、
心の栄養「ストローク」について学びました。

ストロークとは、言葉、態度、表情などによる
相手への関わり方のことで、
プラス、マイナス、ノンストロークがあります。


ここで問題!

同じ日に生まれたネズミを3つのグループに分けます。

Aのグループには、えさを与えるとき、なでる、かわいがる、
優しい言葉をかけるなど、プラスのストロークを与えます。

Bのグループには、えさに触れると、ビリッといやな電気ショックが
くるというマイナスのストロークを与えます。

Cのグループには、ただ機械的にえさが出てくる、
つまりなんのストロークもないノンストロークの状態にします。

さて、一番成長が良かったのは? 
というと、やはりAなんだそうです。

では、一番成長が悪かったのは? BかCか?
これは、Cのネズミだと言われています。


つまり、私達生き物は関わりがないのが一番怖い。
もちろんプラスのストロークが欲しいけど、
それがもらえないときは、
マイナスでもいいから得ようとしてしまうそうです。

子ども達に、弟や妹が生まれる時、
シケることがあります。
赤ちゃん返りをしたり、下の子をいじめたり・・。

自分への関心が薄れそうな時、
怒られてでもいいから、ストロークを得ようとするのは、
本能レベルのことなのでしょうね。


子どもが、最近怒られるようなことばかりしてしまう
という時は、ちょっと心が栄養不足なのかも。

そんな時は、自分にも、子ども達にも、
たっぷりとプラスのストロークを、
与え、受け取ってみてください。

ほめる、抱きしめる、話を聞く、一緒に何かする、
自分も誰かに話を聞いてもらう・・・。

心に、プラスのストロークがたまってくると、
また笑顔が戻ってきますよ。


小さな「yes,no」を言う

私の尊敬するカウンセラーが語ってくれた話の中に、
「牛丼理論」というものがある。

たとえば、憧れの彼との初デート。
いいムードの中「何が食べたい?」と聞かれ、
「お肉かな・・。」と答えたとしよう。

お洒落なステーキのお店に連れて行ってくれると思いきや、
彼は、牛丼屋さんに連れて行った・・・。
ところがあなたは、牛丼だけは大の苦手!

「え? あ? えー!」と内心思いつつも、
今さら「ごめん、牛丼だけは苦手なんだ」と言えず、
雰囲気悪くするのもよくない、と笑顔で牛丼を食べるあなた。
その笑顔をみて、「そんなに牛丼が好きなんだ!」と思う彼。

かくして、牛丼屋さんのデートが繰り返されるうち、
「なんてデリカシーのない人なの!」と
あなたの怒りは爆発してしまう。

本当は苦手だったのは牛丼で、大好きな彼だったのに、
小さな「no!」が言えなかったばっかりに、
いつしか彼のことが嫌いになってしまう。

私はこの話を聞いたとき、感動しました!

「過剰適応」「対人不安」難しい言葉で学ぶけれど、
小さな「no!」が言えないだけ。

「え? う、うん」と言ってしまいそうな時、
小さな「no!」を言う練習をしよう。

私の中の「私」を大切に、
小さな「yes,no」を言う練習をしよう。

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ママだって、ガールだもん!

子どもに、登校しぶり、チック、強迫行動などの症状が出て、
相談期間や病院に行ったママ達から、
「お母さん、もっとおおらかな気持ちで!」
「子どもをギュッと抱っこして、安心させてあげて」
とアドバイスされたということを、よくききます。

アドバイス自体は、しごくもっともな内容です。

ただ不安や緊張でいっぱいの時、ママ達はどうやったら
おおらかな気持ちになれるのかわからないまま、
懸命に我が子を抱っこして、安心させようとしています。

きついね。不安だね。
だって、ママだって、ガールだもん!
いきなり、ニッポンの母みたいには、なれないもん!

一番大事なことは、ママの気持ちを受けとめてもらうこと。
不安を手放し、安心感を味わう体験をすること。
理屈ではなく体験なんです。

ママがハッピーで輝く時、自然と子育てがうまくいきます。

子育て応援雑誌「mamaGIRL」(夏号)に
ホットミルクの活動が紹介されました。
「子育てママをハッピーに!」をモットーに、
これからもママと子ども達をサポートしていきます。

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登校しぶり・不登校 その5

高校時代の不登校には、今まで述べた理由の他に、
進路の悩みが加わります。

自分の進路がこれでよかったのか。
周囲の期待と自分の気持ちの葛藤。
夢が破れたり、挫折を経験することもあります。

高校時代の不登校への対応は、
学校復帰だけではなく、様々な選択肢があります。
葛藤を乗り越えて成長していければ、
自分の生き方を見つめる機会にもなります。

ですから、そのまま「ひきこもり状態」になってしまわないよう、
家族や友達、様々な機関など、周囲のサポートが大切になります。

またこの時期、精神的な病気を発症していることもあります。
様子がおかしいと思ったら、信頼できる病院を探して、
受診してみましょう。

以上、5回に分けて、登校渋り・不登校を考えてみました。
ピンチはチャンス!
「ネガティブに思える経験が、とても大切な意味を持っていた」
と気づかされることもよくあります。

登校しぶり・不登校 その4

小学生、中学生の登校しぶりや不登校の中には、
自分でも理由や原因がわからないことが多くあります。

また休み出したきっかけとして訴えることが、
本当の原因ではないこともよくあります。

しかし、今困っていることに気づいてあげて、
サポートしてあげることで、成長の階段を
一段のぼれることも、また多くあります。

お友達が怖い・先生が怖い・勉強がわからない・
かくれたいじめ・発達の凸凹による生きづらさ・


その他にも、基盤をなす家庭生活が
混乱していることもあります。

生活が乱れている・家庭内に問題が起こっている・
経済的問題・虐待・DV・・・。


このような時には、とにかく一人で悩まないこと!

スクールカウンセラー・スクールソーシャルワーカー・
病院・福祉機関・行政機関・警察・・・。

相談してみると、解決に向けての
新たな視点が見つかることがあります。

子どもが出したSOSが、
家族を救うこともあります。

登校しぶり・不登校 その3

幼稚園や小学校低学年に多いのが、
ママと離れるのを怖がる母子分離不安です。

朝送っていくと、幼稚園や学校によって、
「ママはさっと帰ってください」と言われたり、
「しばらく一緒にいていいですよ」と言われたりします。

大切なのは、朝よりも、実は帰ってきてからです。
「学校の中では、何事もなく普通にしている」と、
よく言われますが、本当は不安を押し隠している
ことがほどんどです。

明日は大丈夫かと心配する前に、
ゆっくり話を聞いてあげたり、抱っこしたり、
一緒にお風呂にはいったりして、
安心できる時間を増やしてあげてください。

もしママが悩みを抱えていたら、ママも
カウンセリングを受けてみるのも役に立ちます。

ママと離れるのが嫌なのは、
それだけママが大好きっていうことです。

心配しないで、自信を持って!
不安が、安心に変わる頃、
子どももたくましく成長しています。

登校しぶり・不登校 その2


登校しぶりや不登校の状態になると、
多くの子ども達は、人の目が怖くなります。

学校に行っていない自分がどう見られているのか、
気になるのは、自然なことだともいえます。

なかでも、過剰なほど「人が怖い」と訴える子どもたちがいます。
とても優しく、人に気を遣う子がほとんどです。

このような子ども達は、自分の気持ちより他人を優先する
「他人軸」になっていることがあります。

人を大切にすることは、日本の美徳です。
でも自分も大切にしなけれな、つぶれてしまいます。

人が怖いという子どもは、怖さに配慮をしながら、
保健室、相談室、フリースクールなど、優しい人間関係の中で、
小さな「yes,no」を言えるように導いていきましょう。

家庭でも、「学校に行った・行かなかった」ということだけに
目を向けるのではなく、「NO!」が言え、気持ちを表現できるように、
ということを目指して関わっていってあげてください。

登校しぶり・不登校 その1

毎年、ゴールデンウィークが終わる頃から、
学校に行くのがつらくなる子ども達が、増えてきます。

登校しぶりや不登校には、いろいろなタイプがあり、
その対応も、一人一人ちがいます。

今日から数回に分けて、タイプごとに
参考になることを書いていきたいと思います。

その1は、頭痛、腹痛を始め、発熱、めまい、不眠など
心身の不調を起こすタイプです。

まず、病院で身体の異常はないか、確かめてください。
異常がないようでしたら、精神的なものから来ていることが考えられます。

この子ども達は、大変まじめで礼儀正しく、頑張り屋さんが多く、
登校をしぶると、まわりもびっくりすることがよくあります。

しかしこのタイプの子どもは、自分の本当の感情や気持ちを
感じないように抑圧して、頑張っていることが多いです。

保健室や相談室登校、少し遅刻しながらの登校など、
ゆっくりしたペースでエネルギーを取り戻しながら、
悲しみや怒りなどの感情を感じ、表出できるようにしていくことが大切です。
このタイプには、カウンセリングや箱庭療法などの心理療法も効果的です。

まじめなので、完全に休みっぱなしになってしまうと、
今度はそこから抜け出すのが、苦しくなってきます。

まわりの方も、本人を責めず、つらい体調と折り合いのつく、
ちょうどいい環境やペースを、一緒に探してあげてください。


心の大掃除

10連休が終わりました。
みな様は、どのように過ごされましたか?

私は、前半は天孫降臨の高千穂の峰に登り、
太古からの火山の地のエネルギーと、
天からのエネルギー(のようなもの)を感じ、

後半は、横浜で心を癒やすワークショップに参加し、
愛のパワーを感じていました。

そうすると、心の中にたまっていたネガティブなものが、
「もう、いらない!」とばかりに排出されてくるわけで、
途中、ちょっと苦しかったりもしました。

ちょうど年末の大掃除の時に、
普段は見えない汚れに気づいていくように、
心の奥に隠れていた、罪悪感や恨みつらみに気がついて、
ずいぶん大掃除したつもりです。

今日はなんだか、風景が輝いてみえました。
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こころの勉強会

心理学講座の上級クラス「こころの勉強会」では、
毎回、自分の成長のために、学びを続けています。

今回のテーマは「手放す」

過去の恨みつらみを手放す。
ネガティブなセルフイメージを手放す。
子どもへの、過度の期待を手放す。
こうなって欲しいという、願望への執着を手放す。

皆さん、深い、深い。

「手放す」とは、「あきらめる」でもなく、
「切り離す」でも「見ないようにする」でもない。

より本来の自分を信じて、子どもを信じて、
人生を信じて、しがみついていた手を放す、ということ。

なかなか簡単にいかないこともありますが、
手放すと、変化が訪れます。

しがみついて握りしめていた手をひらくと、
受け取るための準備ができます。

心理学講座、開講しました!

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ルームの玄関のまわりは、今、春の花が満開です。
「癒やされます」と、お言葉をいただきます。
が、実はこれ、私ではなく、主人の母が育ててくれています。

お姑さんのことで悩んでる方には、ほんっと申し訳ない!
娘に、「よくそんなに図々しく甘えられるね~」と言われるほど、
私は、お姑さんに甘えてます!

心理学を勉強する前、私は甘えることができない人間でした。
ずいぶん肩肘張って、結局空回りしていました。

心理学を勉強して、自分自身に使っていった時、
人間関係が変わっていくのを感じました。
人を信頼して、甘えることができるようになっていきました。

母はスープの冷めない距離に住んでいます。
2,3日、家を空けて帰ってくると、
水をかけてもらって、生き生きした花たちが、
あたたかく出迎えてくれます。

いつまでも、元気でいてね。お母さん。

人間関係の悩みを解決する心理学講座。
今日、開講しました!
いつでも無料見学できます。
あなたも、学んでみませんか?

生きている、この時間

もしもいつか、あの世に旅立つ時が来たら、
お金も、地位も、学歴も、持っては行けない。

持って行けるものがあるとすれば、
愛に包まれた魂と、そこに刻まれた経験。

そういうことを考えるのは、
このところ命に関わるカウンセリングが続いたから。

つらい感情を、クライアントさんと共に、
泣いて、感じつくしていくうちに、

人生で大切なことは、
自分らしく生きる経験をすること、
家族やまわりの人と愛を分かちあうことなんだ、
という思いが湧き上がって、また泣いた。

せっかく生きているこの時間、
なるべく、恨みつらみ、怖れ、罪悪感を手放して、
愛し合って暮らせたら、いいね。


新学期

今日から、新学期。

無事登校できたか、気になる子ども達が、
頑張っているとの連絡が届く。

とっても、怖いんだけど。
とっても、きついんだけど。

4月は、なぜだかググッと、
子ども達が成長する。

階段を一段登るように、
お兄さん、お姉さんになる。

もし、チャレンジできる準備ができていたら、
4月はチャレンジしてみてほしい。

今までの自分よりひとまわり、
成長した自分に出会ってほしい。

故郷(ふるさと)

春休み、単身赴任中の夫のところで過ごした。

実はここは、私が小学校・中学校時代を過ごした
ふるさと。
川の水面の光、鳥の鳴き声、ダラの芽、野いちごの花。
あの頃感じた、ここにいるだけでいい、という感覚。

あれから何かを求めて、ふるさとを出て、
何かを手にしたり、何かを手放したり。
気がついてみると、またここにいて、
そして、ここにいるだけでいい、という感覚。

大好きな神社で、手を合わせていると、
足下からエネルギーが上がってきて、
体を通り抜け、天に昇っていった。

今も昔も、もっとずっと昔から、
私は守られて生きてきた。
ふるさと。               watazumiimage1.jpeg

怖くていいよ。大丈夫。

桜の花が、少しずつ散り始め、
新学期を迎える頃になると、
ドキドキと不安になっている
子ども達や、大人達がいます。

これから先のことが、ふわ~っと浮かんできて、
なんだか自分は、うまくできないような気がして。

何が、というわけではないけれど、
なんとなく、いろいろ、すべてが、全部。

そんなときはお腹の奥から、ゆっくり息を吐いて、
「怖くていい。怖くて当たり前」
と自分に言ってみてください。

次の1歩は、いつでも怖い。
まだ見ぬ先は、誰でも怖い。

そして十分「怖さ」を受けとめて、
振り返ってみてください。

そうやって今までだって、チャレンジしてきた。
そうやって、1歩1歩成長してきた。

だから、大丈夫、
私たちは、成長していきます。

怖くていいよ。そして大丈夫。

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春が来た!

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スクールカウンセラーの異動の連絡は、
春休み、ずいぶん遅くに届く。

一生懸命関わってきた子ども達と、
さよならも言えぬままの別れ。

お世話になった保護者や先生方に、
ご挨拶もできないこともある。

しかたがない、とわかっているから、
泣くに泣けず、体調をくずした。

そんな中、そっとカウンセラー室を片付けに行くと、
先生方が校歌を歌って、あたたかく見送ってくださった。

泣けずに、じくじくと胸の中にいた涙が、
あたたかく溶けて流れ出した。

また、気持ちを新たに頑張ろう!

求めている人のいるところに、
今度は私が、このあたたかさを届けよう。

春が来た!

一緒にごはん

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春の夕暮れは、やけに寂しい。

昼間、あたたかな陽差しの中で、一面の菜の花が揺れる。
新たな旅立ち。希望や不安。楽しかった時間。別れ。

ないまぜになって張りつめた感情が、
春の夕暮れには、ふっとゆるむ。

そんなときは誰かを誘って、
一緒にごはんを食べよう。

なにげない会話をしながら、
一緒にごはんを食べよう。

今日も、あしたも、あさっても、
ごはんを食べながら、
私たちは生きていく。


今、ここに


昔、もっとずっとずっと若かった頃
今ここにいることが、とてもきつかった。

ここじゃないどこかに、なにかありそうで、
ここには、欲しいものは何も見つからなくて、
寂しくて、逃げ出したくて、いたたまれなかった。

子ども達と話していると、
そういう風に語る子と出会う。
今の自分が全部きらいで、
今ここにいること、すべてが嫌。

つらいね。

いつ頃からだろう。
傷ついたハートを癒やしていくうちに、
今ここにいることが、つらくなくなった。
求めていたものは、ここにあったことに気がついた。

ずっとずっと先でもいいから、       
いつか、あなたにも気がついて欲しい。

今、ここに、              
春が来ているよ。         fumikiri1.jpeg


セレモニーの意味


学校は、今、別れの季節です。
卒業生が巣立っていき、お世話になった先生方が転勤していかれます。
卒業式が終わり、今度は離任式。

だけどスクールカウンセラーは、何校もかけ持ちしているので、
その式に参加できないことが多いです。

儀式には、深い意味があります。
慌ただしい日常とはしっかり区切った時間と、空間の中で、
ちゃんと別れに向き合って、泣いて、次のステージに進む。

ちゃんと別れに向き合う時間がないと、
泣くタイミングが見つからず、
寂しいような、落ち着かないような、
モヤッとする気持ちを抱えたまま春を迎えます。

泣きたいな・・・。

素敵な人

ここ数日、素敵な人によく会います。

飛行機の中だったり、
空港だったり、
一緒にご飯を食べたり、
通りすがりに挨拶しただけだったり。

初めての人だったり、
古くからの友達だったり、
ちょっとだけ顔見知りだったり。

いろんなシチュエーションの中で、
なにがそんなに素敵なんだろうと考えてみると、
"目"なんだ、と気がつきました。

なんだかとても懐かしいような、
まるでずっと昔に友達だったような、
まっすぐに愛が伝わってくる"目"

素敵な人に会った後は、
心があったかくなって、一人でニマニマしています。

タレ目がちな私の目も、
いつかあんな目になるといいな!


卒業

今日は、勤務している中学校の卒業式。

立派に成長した姿を見送りながら、胸が熱くなった。

あどけない顔で入学してきて、
思春期、反抗期、落ち込んだり悩んだり、
そして頼もしく成長して巣立っていく。

そのまわりで、たくさんの大人が、
時に悩み、時に喜びを分かち合いながら、子ども達を包んでいる。

私たちの人生もまた、今を卒業し、
新たなステージに向かうことの繰り返し。
そのたびに不安になるが、
いつだって本当は、たくさんの人の想いに包まれている。

だんだんと慣れっこになってしまっていることに、
まっすぐな若いエネルギーが、揺さぶりをかける。

どれだけまわりの愛に感謝して、
どれだけ成長しているのかと。

3月。
寂しさの中に、次のステージへの覚悟を秘めて。
卒業。


手放す

こうなりますように、
と願うことは、良いことなのに。

こうであって欲しい、
と願うことは、良くないらしい。

執着を手放すって、なかなか難しい。

あきらめるでもなく、切り捨てるでもなく、
宇宙を信頼して、人生を信じて、
握りしめていた手を放す。

私の頭が考えるより、もっと、
大きな流れが、人生を導いてくれることを、
たぶん、どこかで知っているから。

握りしめていた、手を放す。

心は、深い。

今日は、表現療法研究会に参加しました。

描画、箱庭、コラージュなど、
心を表現しながら癒やしていく療法。
その基盤となるユング心理学の勉強会。

学べば学ぶほど、
心というものはどれだけ深いのだー!
と叫びたくなる。

集まる皆さんも、病院や学校など、
心理臨床の現場で仕事をされている方々で、
真摯な姿勢に身が引きしまる。

一人一人の「心」という深く大切なものに
触れていく仕事。

私も心理臨床に携わる者として、
日々研鑽を積んでいきたい、
と、思いを新たにしました。


出来の悪い生徒

カウンセリングでクライアントさんが訴えること。

「私の育て方が悪かった」
「自分に自信がない」
「人前で話せない」
「生きているのがつらい」
「不安がなくならない」
「前に進むのが怖い」

全部、私自身がカウンセリング受けてきたことです。
その他にも、いっぱいいっぱい、やらかしてきた。
私は、とても出来の悪い生徒です。

だから「うんうん、つらいね」と共感できます。
そして「大丈夫。なんとかなる」と言えます。

もしもあなたが今、つらい時期を過ごしていたら、
いつかそれが、人の痛みがわかるギフトになります。

もしもあなたが今、ふるえながらチャレンジしていたら、
いつか人に、勇気を与える人になれます。

だから、あきらめないで。

「出来の悪い生徒は、いい先生になる」ってことわざ、
どこかにあったような、なかったような・・・。


神社のお掃除

今年度、私、町内会の班長さんでした。
今朝は、最後のお仕事、神社のお掃除当番。

しかしゆうべから、しとしと雨。
これは、かなり無理なんじゃ?
明け方、何度も目が覚めるたび、
いつの間にか、それは確信に。

朝の7時にかかってきた電話は、しかし、
「たいした雨じゃなかけん、やりましょ!」
「えっ? あっ! そうなんですか?」

思えば、この神社には、いつも助けられました。
祈ったことは、ほとんど叶えてもらいました。
私だけじゃなく、この地区の人がよくそう言われます。
参拝される方も多く、皆に愛されている氏神様。

なのに、私ってば!
心はついつい、サボる方、休む方に向いてしまって!

皆でやったお掃除は、気持ちよかったです。

神様との、縦のつながり。
班の皆さんとの、横のつながり。
それが、実は日々を支えている。

神様、ごめんなさい。
こんな私ですが、これからもよろしくお願いします!

曇りの日

晴れた日が好きです。

雨の日が好きだと言う子もいるけど、
私はやはり晴れた日が好き。

曇りの日は、なんだかだるい。
曇りの日は、なんだか眠い。

明るく思えていた未来も、
だんだん信じられなくなってくる。
やっぱり自信がなくなってくる。

そんな自分でもいいや、と思いながら、
曇りの日は家にこもって、ゆっくり過ごそう。

大丈夫、大丈夫。
曇りの日でも、空の上からは
おひさまが、ちゃんとみていてくれるから。

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感情の通り道

苦しい感情につかまって、どうにもならない時があります。

不安、寂しさ、怒り、悲しみ、怖れ、嫉妬、憎しみ・・・。
ネガティブな感情を感じる時は、やはり苦しい。

心理学では、「感情を抑圧することはよろしくない」と、
常々言われております。

では、どうするか?

私=感情を、ちょっと疑ってみる。

私は腹が立つ! 私は怖い。 私は悲しい。
それはそうなのだけど。

正確に言うと、
私は今怒りを感じている。私は今怖れを感じている。私は今悲しみを感じている。
と言うこと。

十分感じて、ゆっくり息を吐いて解放していく。
握りしめたままの苦しい感情を、手放していく。

感情は本来わき上がってきては、消えていくもの。
どんな感情も、手放してしまえば、ただの感情。

私は、感情の通り道。

風通しのいい通り道を、イメージしてみてくださいね。

お父さんが、喜んでいる?!

実家に帰って、コタツで母としゃべっていた時のこと。

急に、母が、
「あら、お父さんが喜んどるよ。ほら、ろうそくがぽぽぽぽぽって、揺れよる。」
と言う。

振り向いて、仏壇のろうそくを見ると、
さっき私がつけたろうそくのほのおが、確かに、ぽぽぽぽぽという感じに揺れている。


ふいに去年の秋、セドナに行ったときのことを思い出した。
リーディングを受けたとき、
「お父さんが、今、ここに謝りに来ています。
なにか、思い当たることはありますか?」
と言われた。


父が亡くなる半年前、父とちょっとしたケンカをした。
もし母がひとり残されることになったら、という私の言葉は、
まだまだ元気だった父には、ピンとこなかった。

100歳まで生きそうな勢いだった父は、肺炎で急にいなくなった。
父に頼りっぱなしで生きてきた母は、案の定いろいろと心配をかけた。
あれから5年。

「お父さんが、もっと私の話を聞いてくれてたら。」と、
時々、一人で腹を立てた。
生きていたら、どこかで仲直りができたことが、癒やされずに残っていく。


と、思っていたのに、セドナでうっかり癒やされた。
「お父さんは、あなたを愛している。
 でも、女の子の気持ちがわからないのよね~。」
茶目っ気たっぷりに、ヒーラーさんが笑った。


ぽぽぽぽぽっと揺れるろうそくのほのおは、
私が振り向く度に大きくなる。

「めったにこんなには、ならんとよ。
あんたがおるけん、お父さん嬉しいっちゃろうねえ。」

ささやかな日常の中で、癒やしは、ふいに訪れる。

お父さん。大好きだよ。

自分をいたわる

ふと気がつくと、
仕事に、家事に、勉強に、ずいぶんと忙しい日々を過ごしてました。

「自分をいたわる」って、簡単なようで、なかなか難しい。

そこで今年は、ホットヨガ、始めました。
これがなかなか、いい!

熱した石に、お水をかけて、部屋一面に蒸気が広がる中、
まずは心を落ち着けてから、ゆっくり体を動かしていきます。

となりに置いたペットボトルの水は、どんどんなくなり、
顔から体から、大量の汗があふれ出します。

心のデトックスがカウンセリングなら、
まさに全身のデトックス。

と、おもいきや、か、かたい! 体が硬い。
若いときのイメージで、体を動かそうとするも、
腕があがらない。足が伸びない。
なんだか吐き気。なんだかめまい。
いくらなんでも、こんなはずじゃ、これじゃあんまり・・・。

「まわりの人と比べないで。ご自分のイタ気持ちいいところで。」
先生の声に、肩の力が抜けていきます。

ヨガのあとは、そのまま温泉に入って。

がんばらない。がんばらない。
今の自分を受けとめて、いたわって、ほぐしていく。

ホットヨガ、至福の時間です。

自分って、なんなんだ!

勤務している中学校でコラージュの授業をしました。

コラージュは、自分の気持ちの向くままに、
切り抜いた雑誌の写真を、台紙に貼っていきます。
そこに自分が表れてくるといわれています。

出来上がっていく作品は、大胆だったり、繊細だったり、
ユニークだったり、癒やされたり。
その子らしい感じがするもの、意外な感じがするもの。
おもしろい作品がたくさん出来上がりました。

自分って、知ってるようでよくわからない。

人に見せている自分。人に隠している自分。
自分で気づいている自分。自分でも気づいていない自分。
いったいどれが自分?なにが自分?

子ども達は、とても熱心に取り組んでくれました。

悩みも迷いもある思春期。
自分を探しつつ、大きく成長していく時。

まだまだ自分が何なんて、簡単には決められないぞ!
自分って、いったいなんなんだ?

答えは、あなたの中にある。

昨日と今日は、ルームで心理学講座。
今回は、セルフセラピーカードを使っての演習でした。

セルフセラピーカードでは、自身の潜在意識、無意識につながって、
問題の本質に気づいたり、チャレンジすべきことを見つけたり、
その後に花開く自分のギフト(才能)を受け取ったりします。

やってみて、いつも改めて驚くのは、
皆さん、まさにぴったりのカードを引かれることです。

解説のテキストは、意味を理解するのがちょっと難しいけれど、
二人一組で読み解くうちに、納得、深い理解、そして癒やしが起こります。

気づかずに心を閉じていた。自分で自分を責めていた。それが問題の本質だったり。
まわりの人や、自分の心とつながることが、今一番のチャレンジだったり。
そして、チャレンジの結果花開くその方のギフトに、皆で納得!

「このカード、すごいですね! なんでこんなにわかっちゃうの?」
という声が、あちこちであがります。

いえいえ、カードがすごいのではありません。
カードを選んでいるのは、その方自身の深い意識です。

答えは、あなたの中にあります。

悪いストレス・良いストレス

ストレスは、メンタル不調の原因になる、悪いもの!と思っていませんか?
たしかにいじめや虐待その他いろいろ、自分の力では解決が難しく、
体や心を蝕んでいくストレスは、悪いストレスといえます。

しかしストレスには、悪いストレスだけでなく、
良いストレスもあるって知ってましたか?

そもそも、人が赤ちゃん時代から成長していくプロセスは、
できないことに直面して、チャレンジしたり練習したり葛藤したり。
ストレスの連続だともいえます。

それを乗り越えると成長につながる、そういうストレスの時も、
やはり体調不良を起こしたり、気持ちが不安定になったりします。
でもそれは、成長に必要な良いストレスといえます。

かくいう私は、カウンセラーとして成長する一つ一つのステップが、ストレスでした。
今回も、心理学講座の無料体験会の会場を予約に行く、
たったそれだけのことが気が重くて、ぐずぐずしてました。

お世話になる会場の「サンスパおおむら」の方は、とても優しくて親切です。
前回のことを覚えててくださって、いろいろ気を遣ってくださいました。

「良いストレス」の場合は、チャレンジしてみることが抜け道になります。

というわけで、
4月開講の心理学講座の無料体験会を開きます!
3月31日、4月7日、4月14日、 午前10時~11時30分
サンスパおおむら ピソリーノ横の階段を登った会議室
よかったら、のぞいてみてください。

以上、告知のチャレンジでした!


特殊能力

晩ご飯を食べた後、娘と一緒にくつろいでいた時のこと。

娘が、あっと何かを思い出した顔をして、それから小さく首をふって、
さっと何事もなかったような顔に戻りました。

その瞬間!
「あっ。朝の茶碗洗い当番してなかったこと思い出して、
 いやこれ、思い出したらいかんやつや。忘れよって思ったやろ。」と私。
時々、相手の考えてることが、すっと入ってくる。
ちょっとした特殊能力!?

こんなどうでもいい能力は別にして。
クライアントさんが、自分はダメだ、悪い奴だ、冷たい人間なんだと話している時、
とてもパワフルで、ピュアで、あったかい、その方の本質がみえることがあります。

クライアントさん自身がまだ気づいていない、その本質に向かって、
カウンセリングしていくことがよくあります。

その方の素晴らしい本質がみえる力。
これは、幸せな特殊能力かも、です。


 

愛、なんだけど。

私は、スクールカウンセラーとして、小学校、中学校、時々高校に通っています。

ホットミルクでのカウンセリングが、心を深く癒やしていくのに対して、
スクールカウンセリングでは、先生方やお父さんお母さんとよく話し合いながら、
子どもの心を理解してもらい、育っていく環境を整える支援をすることも多いです。

お話しして思うのは、先生方もお父さんお母さんも、
子どものことを、とても真剣に考えているということ。

それは、もちろん、愛、なんだけど。

子どもたちの気持ちとずれてしまうと、愛としては伝わらない。
歯車がずれる時、期待や心配は、重荷になります。

時々、ボタンのかけ違いが切なくて、胸がキュンと痛くなります。

どうか、子どもたちの気持ちが受けとめられて、
愛が愛として、伝わりますように。


不眠症


こんにちは。カウンセラーの吉野潤子です。
今日、ホームページを開きました。
ブログも始めます。よろしくお願いいたします。

私、このところずっと不眠症が続いております。

お正月に「今年はホームページを作って、ブログに挑戦しよう」と決心して以来、
お布団に入っても眠れない。早く寝付けても中途覚醒してしまう。

学校で、不登校の中学生の子どもたちが、よく話します。
『「昼間、運動が足りないからだよ」とか、「早くお布団に入って、部屋を真っ暗にしたらいい」とか、言われるけど、本当に眠れないんです。』と。

よくわかる。どこか緊張しているんです。

私はカウンセラーなので、人の話を聞くことには全身全霊で打ち込めますが、
自分のことを話すのは、超苦手。自己表現、自己主張、実はとっても苦手です。
加えて、パソコン、機械、予約録画、すべからく苦手です。
学校のコピー機は、私がさわるとよく故障します。

今まで、口コミ、ご紹介だけでやってきたホットミルクですが、
「困っている人はもっとたくさんいる。困っている方に見つけてもらいやすいように、今年は自己表現に挑戦しよう!」 と思ってからの不眠症。

なんて正直な私の体。なんて小心者の私のハート。

でも大丈夫。今までだってそうやって、人体実験やりながら道を見つけてきました。
待っててね、子ども達。不眠症からの突破口、一緒に見つけようね。

というわけで、ハートはふるふると緊張しながら、私も成長していきます。
よかったら時々のぞいてみてください。